先日、事務所の近くで天六の駅上にある、すまいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)で町家衆イベントという町家の生活風景を再現するという催しに、江戸時代の町家衆に扮したボランティアの学生たちとしてOCTの学生が協力していると聞き、行ってきました。
今昔館内には、着物を着たボランティアの学生とレンタル浴衣を着た外国からの観光客で賑わっていました。
その中で、大工としての実演をしていたOCT大工学科の学生さん。
そこでは、子どもたちがのこぎりで木を切る体験をしていました!
こういう体験いいですね!
他にも江戸時代の遊び、「紙相撲」と「福笑い」など、いろいろな遊び道具が置いてありました。
紙相撲は、強く叩きすぎて自滅するという感じでボランティアのお姉さんに結局一度も勝てませんでしたが、子どもも楽しんでいました。
その他にも、泥棒とおかっぴき?の攻防戦が見れたりと、なかなかおもしろいイベントでした!
2013/12/11
2013/12/08
インターン募集 [a round architects]
韓国の若手建築家Park ChangHyun氏の事務所「a round architects」でインターンを募集しています。
日韓現代建築交流展「同じ家、違う家」で知り合った人なのですが、住宅・集合住宅の他、かなり大きい物件も手がけられています。竣工物件の見学もさせてもらえるようなので、観光を兼ねてどうでしょうか?
場所:ソウル, 韓国 /60 Jandari-ro, Mapo-gu, Seoul
期間:1-6ヶ月 人数:1人・ソウルと韓国の建築を経験を希望する学生(卒業生も可)
条件:ある程度の英語力(代表のPark ChangHyun氏は日本語が喋れます)
業務:模型作成など
web:http://www.aroundarchitects.com
インターン費用も一部支給されるとのことです。
ヨーロッパ等だと留学にしてもインターンにしても行くだけでハードルが高いですが、韓国だと東京-大阪間ぐらいの感覚で海外経験を積むことが出来ます。
春休みとかに観光を兼ねてどうでしょうか?
連絡先:space@spacspac.com
日韓現代建築交流展「同じ家、違う家」で知り合った人なのですが、住宅・集合住宅の他、かなり大きい物件も手がけられています。竣工物件の見学もさせてもらえるようなので、観光を兼ねてどうでしょうか?
場所:ソウル, 韓国 /60 Jandari-ro, Mapo-gu, Seoul
期間:1-6ヶ月 人数:1人・ソウルと韓国の建築を経験を希望する学生(卒業生も可)
条件:ある程度の英語力(代表のPark ChangHyun氏は日本語が喋れます)
業務:模型作成など
web:http://www.aroundarchitects.com
インターン費用も一部支給されるとのことです。
ヨーロッパ等だと留学にしてもインターンにしても行くだけでハードルが高いですが、韓国だと東京-大阪間ぐらいの感覚で海外経験を積むことが出来ます。
春休みとかに観光を兼ねてどうでしょうか?
連絡先:space@spacspac.com
2013/11/22
ホヅプロ同窓会
先日、半年ぶりにまた島ヶ原に行ってきました!
今回はホヅプロの初期の寝床づくりに関わったみんなの同窓会ということで、当時学生だったメンバーから連絡をもらい、参加してきました。
11月に入って、一気に寒くなってきたころでしたが、この日は暖かい行楽日和!
わたし達は夕方のパーティーのみの参加だったのですが、そこには懐かしい顔がたくさん。あの頃まだ10代だった子たちも、卒業して働いて数年が経ち20代半ばになっていて、みんな一層しっかりしていました。
月日が経つのは早いな~と思いながら、彼らと思い出話に花が咲きました。
パーティーでは、おかみさんの会のみなさんが作ったたくさんの美味しい料理が。美味しいごはんは月日がたっても変わらぬまま美味しかったです。
あの頃は、影もかたちもなかった晴太朗も、もう島ヶ原に来るのは二度目とあって、慣れたもので、大はしゃぎ。どうやら、彼は製材された木を見ると、なんかテンションがあがるらしく、一人大きな声を出して、なにやら喋ってました。終始ごきげん。
参加者のご夫婦に遊んでもらって、またごきげんな晴太朗。カホンを叩いて上機嫌でした。(叩く場所間違ってるけど。。w)
うちは実家も大阪なので、田舎に帰るということがないので、島ヶ原が第二の故郷にみたいな感じで、帰るのが楽しい場所です。
こうやって、長くお付き合いさせてもらえる関係が生まれたプロジェクトに関われて本当によかったな~と思う一日でした。
今回はホヅプロの初期の寝床づくりに関わったみんなの同窓会ということで、当時学生だったメンバーから連絡をもらい、参加してきました。
11月に入って、一気に寒くなってきたころでしたが、この日は暖かい行楽日和!
わたし達は夕方のパーティーのみの参加だったのですが、そこには懐かしい顔がたくさん。あの頃まだ10代だった子たちも、卒業して働いて数年が経ち20代半ばになっていて、みんな一層しっかりしていました。
月日が経つのは早いな~と思いながら、彼らと思い出話に花が咲きました。
パーティーでは、おかみさんの会のみなさんが作ったたくさんの美味しい料理が。美味しいごはんは月日がたっても変わらぬまま美味しかったです。
あの頃は、影もかたちもなかった晴太朗も、もう島ヶ原に来るのは二度目とあって、慣れたもので、大はしゃぎ。どうやら、彼は製材された木を見ると、なんかテンションがあがるらしく、一人大きな声を出して、なにやら喋ってました。終始ごきげん。
参加者のご夫婦に遊んでもらって、またごきげんな晴太朗。カホンを叩いて上機嫌でした。(叩く場所間違ってるけど。。w)
うちは実家も大阪なので、田舎に帰るということがないので、島ヶ原が第二の故郷にみたいな感じで、帰るのが楽しい場所です。
こうやって、長くお付き合いさせてもらえる関係が生まれたプロジェクトに関われて本当によかったな~と思う一日でした。
2013/09/29
DESIGNEAST04 KIDSCAFE 会期中編
今回は会期中編です。
DESIGNEASTの会期中の3日間、KIDSDCAFEはどんどん魅力的な場所となっていきました。その様子を今日は報告したいと思います。
まずは、初日オープン前の状態がこれです。
よく見ると、ところどころにいりえさんによるかわいいオブジェが置かれている、発見が楽しい場所、という感じです。
そんな場所の真ん中に、今回ここで過ごす子どもたちや親御さんたちに、この場所をつくるのに参加してもらうための、カラフルで楽しいいろいろな材料を置きました。
いろいろな材料で、この枝に吊るしたり付けたりする好きなものを作ってもらい、好きなところに付けてもらうことで、場所を作ってもらう計画です。
早速、4歳の男の子がなにやら真剣に大きなビーズに針金を通しています。
いつの間にやら大人が真剣にw
しばらくすると、枝にはカラフルでかわいいものがチラホラ。
枝にカラフルな毛糸が巻かれてたり、
二日目が始まる時にはこんなに賑やかになっていました。
二日目もどんどん人がやってきます。
二日目は建築デーだったためか、なんだか大人が多いw
なんだか、大人だらけでみんなくつろいでいます。ピクニックみたいでした。
いや、ほんと凄い賑わいでした!!
外は凄い雨だったのにもかかわらず。
「なんだか、落ち着く。」という言葉をたくさんいただきました。
靴を脱いで上がれるというのもありますが、枝の天蓋によって木の下のような場所になっていたので、より落ち着いたんじゃないでしょうか。
そして、二日目が終わる頃には、こんな感じに。
三日目。
台風の影響で、開始が1時間遅れ天気もどうなるかと思っていましたが、開園時にはこの天気!!DESIGNEASTパワーを感じずにはいられませんでした!
雨もあがり、秋晴れのいい天気になった午後からはほんとにたくさんの方が来られました。
みるみるうちに、色とりどりで賑やかさが増していきました。
みんなが作った色とりどりのかわいいモノたちがいっぱい!
夕方にはこんな状態になっていました!かわいい!!
ほんとに、3日間でたくさんの人に参加してもらい、いっぱい手を加えてもらい、ほんとに魅力的な場所ができあがりました!
3日間でなくなってしまうのが、ほんとに惜しいくらい、魅力的な場所になりました!
ほんとに楽しかった。
思ってた以上に魅力的な場所になったと思います。
また、このような試み、どこかでやってみたいです。
DESIGNEASTの会期中の3日間、KIDSDCAFEはどんどん魅力的な場所となっていきました。その様子を今日は報告したいと思います。
まずは、初日オープン前の状態がこれです。
よく見ると、ところどころにいりえさんによるかわいいオブジェが置かれている、発見が楽しい場所、という感じです。
そんな場所の真ん中に、今回ここで過ごす子どもたちや親御さんたちに、この場所をつくるのに参加してもらうための、カラフルで楽しいいろいろな材料を置きました。
いろいろな材料で、この枝に吊るしたり付けたりする好きなものを作ってもらい、好きなところに付けてもらうことで、場所を作ってもらう計画です。
早速、4歳の男の子がなにやら真剣に大きなビーズに針金を通しています。
飾りをつくる他にも、靴を脱いで座ったり、寝転んで上の枝を見あげたり、一生懸命なにやらつくったり。いろいろなことがここで起こっていました。
しばらくすると、枝にはカラフルでかわいいものがチラホラ。
枝にカラフルな毛糸が巻かれてたり、
二日目が始まる時にはこんなに賑やかになっていました。
二日目もどんどん人がやってきます。
二日目は建築デーだったためか、なんだか大人が多いw
なんだか、大人だらけでみんなくつろいでいます。ピクニックみたいでした。
いや、ほんと凄い賑わいでした!!
外は凄い雨だったのにもかかわらず。
「なんだか、落ち着く。」という言葉をたくさんいただきました。
靴を脱いで上がれるというのもありますが、枝の天蓋によって木の下のような場所になっていたので、より落ち着いたんじゃないでしょうか。
そして、二日目が終わる頃には、こんな感じに。
三日目。
台風の影響で、開始が1時間遅れ天気もどうなるかと思っていましたが、開園時にはこの天気!!DESIGNEASTパワーを感じずにはいられませんでした!
雨もあがり、秋晴れのいい天気になった午後からはほんとにたくさんの方が来られました。
みるみるうちに、色とりどりで賑やかさが増していきました。
みんなが作った色とりどりのかわいいモノたちがいっぱい!
夕方にはこんな状態になっていました!かわいい!!
ほんとに、3日間でたくさんの人に参加してもらい、いっぱい手を加えてもらい、ほんとに魅力的な場所ができあがりました!
3日間でなくなってしまうのが、ほんとに惜しいくらい、魅力的な場所になりました!
ほんとに楽しかった。
思ってた以上に魅力的な場所になったと思います。
また、このような試み、どこかでやってみたいです。
2013/09/17
DESIGNEAST04 KIDSCAFE 設営編
DESIGNEAST04にて、今年は私、岸上純子が木村松本建築設計事務所の松本尚子さんと新ユニットMOM(マム)を結成し、KIDSCAFEの会場構成を担当させてもらいました。
MOMは2012年に第一子を出産した二人によるママ建築家ユニットです!
今回は設営編です。
今回は設営編です。
DESIGNEASTの中のKIDSDCAFEとして考える上で意識したのは、「状況をつくること」と「材料」です。
「材料」は、「素」のもので、一見いらないものに見えるけど、見方を変えるととてもいい「素材」になるものがいいなと思っていました。
また、こどもたちがゆっくりくつろいだり遊ぶ場として、作りこまれ完成されたものではなく、そこに来る子どもたちが徐々に参加することによって、場所が作られていくような場になればと思っていました。
そこで、「材料」は「木の枝」としました。
とある小雨の降る週末に、蚊の襲撃にあいながら公園で拾い集めた木の枝。
枝の組み方の粗密のスタディーを現地でしながら、必要な分量の枝を拾い集めました。
そして、現地での設営日前二日間、ドットアーキテクツさんの事務所下を借りてその枝たちをペンキで塗装。地道な作業を学生さんたちが頑張ってくれました!
そして、設営1日目。会場となる名村造船所跡地での設営前の枝配置を確認します。
一箇所ぽっかりと空いた場所や、枝の組み方の粗密によって、場をつくります。
そして、軸となる太くて大きな枝を吊って行きます。
脚立に上って吊るグループ、手の届く範囲を釣るグループと手分けして吊っていきました。
吊元は、大きな枝は梁から、少し細く長い木は600グリッドで配置したマグネットフックからテグスで吊っています。
日が沈んだ頃、やっと空間が見えて来ました。
そして、設営一日目終了。
7M×9Mの楕円形の平面で、低いところが1500、中央の一番高いところが2500という、天蓋のような形状が徐々に見えて来ました。
二日目。1日めに引き続きボランティアの学生さんがいっぱい入ってくれて、少し細めの木をどんどん組んでいきます。
そして、日も暮れる頃、全ての枝が組み上がりました。
KIDSCAFEというサインもついて、枝部分は完成!
その後、深夜にスタッフの加藤くんたちが頑張ってくれて、床のダンボールパネルが施工されて、DESIGNEAST初日にはこんなに素晴らしい場所が完成していました!
(初日の朝、バタバタしていて、ちゃんと全貌の写真が撮れていませんでした。。。)
実は、この天蓋。白い枝だけでできているように見えますが、よーくみると、かわいいオブジェがところどころにあるんです。
今回、このプロジェクトに、アーティストのいりえみなこちゃんに協力してもらい、イラストとオブジェをつくってもらいました。
初日のこの場所の状態は、白い枝のところどころに枝と同化するような、でも枝をいろいろなものに見立てさせてくれるオブジェでできた空間です。
白い枝を使って場所をつくると決めたとき、いりえさんのイラストがイメージにぴったり合うと思い、スケジュールの厳しい中お願いして本当によかったと思える仕上がりになりました。
初日の状態もとてもよかったのですが、この場所が会期の3日間、さまざまな子どもたちが参加することでどのように変わっていったかは次回のブログまでお楽しみに。
とっても魅力いっぱいの場所になりましたよ。
それでは次回。
「材料」は、「素」のもので、一見いらないものに見えるけど、見方を変えるととてもいい「素材」になるものがいいなと思っていました。
また、こどもたちがゆっくりくつろいだり遊ぶ場として、作りこまれ完成されたものではなく、そこに来る子どもたちが徐々に参加することによって、場所が作られていくような場になればと思っていました。
そこで、「材料」は「木の枝」としました。
とある小雨の降る週末に、蚊の襲撃にあいながら公園で拾い集めた木の枝。
枝の組み方の粗密のスタディーを現地でしながら、必要な分量の枝を拾い集めました。
そして、現地での設営日前二日間、ドットアーキテクツさんの事務所下を借りてその枝たちをペンキで塗装。地道な作業を学生さんたちが頑張ってくれました!
そして、設営1日目。会場となる名村造船所跡地での設営前の枝配置を確認します。
一箇所ぽっかりと空いた場所や、枝の組み方の粗密によって、場をつくります。
そして、軸となる太くて大きな枝を吊って行きます。
脚立に上って吊るグループ、手の届く範囲を釣るグループと手分けして吊っていきました。
吊元は、大きな枝は梁から、少し細く長い木は600グリッドで配置したマグネットフックからテグスで吊っています。
日が沈んだ頃、やっと空間が見えて来ました。
そして、設営一日目終了。
7M×9Mの楕円形の平面で、低いところが1500、中央の一番高いところが2500という、天蓋のような形状が徐々に見えて来ました。
二日目。1日めに引き続きボランティアの学生さんがいっぱい入ってくれて、少し細めの木をどんどん組んでいきます。
そして、日も暮れる頃、全ての枝が組み上がりました。
KIDSCAFEというサインもついて、枝部分は完成!
その後、深夜にスタッフの加藤くんたちが頑張ってくれて、床のダンボールパネルが施工されて、DESIGNEAST初日にはこんなに素晴らしい場所が完成していました!
(初日の朝、バタバタしていて、ちゃんと全貌の写真が撮れていませんでした。。。)
実は、この天蓋。白い枝だけでできているように見えますが、よーくみると、かわいいオブジェがところどころにあるんです。
今回、このプロジェクトに、アーティストのいりえみなこちゃんに協力してもらい、イラストとオブジェをつくってもらいました。
初日のこの場所の状態は、白い枝のところどころに枝と同化するような、でも枝をいろいろなものに見立てさせてくれるオブジェでできた空間です。
白い枝を使って場所をつくると決めたとき、いりえさんのイラストがイメージにぴったり合うと思い、スケジュールの厳しい中お願いして本当によかったと思える仕上がりになりました。
初日の状態もとてもよかったのですが、この場所が会期の3日間、さまざまな子どもたちが参加することでどのように変わっていったかは次回のブログまでお楽しみに。
とっても魅力いっぱいの場所になりましたよ。
それでは次回。
2013/09/14
北山善夫「生きるための主題」展
みずのき美術館から次回展覧会のご案内を頂きました。
みずのき美術館1周年記念 北山善夫「生きるための主題」展
京都府亀岡市在住の北山は、作家としての国際的なキャリアと豊かな芸術経験を持つと同時に、
個人の内省的作業として「生」と「死」についての考察を深く重ねてきました。
当美術館では2012年10月の開館以来、個人の深い内面、すなわち無意識について、
創造性の高い表現との出会いをとおして探求することを目指してきました。
北山が作品で扱う根源的なテーマは、当美術館の目指すところと親和性があり、
1周年という記念すべき機会に際して、我々が新たな挑戦へと向かうための道標となってくれることと信じます。
展覧会概要
タイトル:北山善夫「生きるための主題」展
会期:2013年9月14日(土)~11月3日(日)
日時:10:00~18:00
休館日:月・火(但し、祝日の場合は開館)
料金:一般400円/高大生200円/中学生以下無料
主催:みずのき美術館
企画協力:森 司
関連企画
■トークセッション
2013年9月14日(土)15:00~16:00
スピーカー:北山善夫・保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
司会:森司
■オープニング・レセプション
2013年9月14日(土)16:00~18:00
会場:みずのきカフェ(美術館向かい)
みずのき美術館1周年記念 北山善夫「生きるための主題」展
京都府亀岡市在住の北山は、作家としての国際的なキャリアと豊かな芸術経験を持つと同時に、
個人の内省的作業として「生」と「死」についての考察を深く重ねてきました。
当美術館では2012年10月の開館以来、個人の深い内面、すなわち無意識について、
創造性の高い表現との出会いをとおして探求することを目指してきました。
北山が作品で扱う根源的なテーマは、当美術館の目指すところと親和性があり、
1周年という記念すべき機会に際して、我々が新たな挑戦へと向かうための道標となってくれることと信じます。
展覧会概要
タイトル:北山善夫「生きるための主題」展
会期:2013年9月14日(土)~11月3日(日)
日時:10:00~18:00
休館日:月・火(但し、祝日の場合は開館)
料金:一般400円/高大生200円/中学生以下無料
主催:みずのき美術館
企画協力:森 司
関連企画
■トークセッション
2013年9月14日(土)15:00~16:00
スピーカー:北山善夫・保坂健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)
司会:森司
■オープニング・レセプション
2013年9月14日(土)16:00~18:00
会場:みずのきカフェ(美術館向かい)
2013/09/02
竹原義二先生退官記念講演&パーティー
第一部として、長年竹原先生との親交の深い、貴志雅樹先生との掛け合い講義。
名物の黒板絵を前に、同じ年に生まれ、同じように建築家の元に弟子入りした先生方がそれぞれ担当され同じ年に発表された、石井修氏の目神山の家と安藤忠雄氏の住吉の長屋について当時の思い出も挟みながら語っていただきました。
実は私、4回生の頃(2004年)に、この竹原先生と貴志先生の掛け合い授業を聴講するために市大に行き潜っていたこともあり、とても懐かしく聞きました。
あの時と同じく、お二人が本当に楽しそうに建築について話される姿は、建築って楽しいものなんだなと思わせてくれるものでした。
会場には立ち見が出るほど多くの人が来られていました。
その後のパーティーでは、もっと人が増え会場はいっぱい。竹原先生を慕う人たちがこんなにもたくさんおられることに、改めて竹原先生の偉大さを感じる会でした。
それにしても、この名物の黒板絵。何度見ても美しいしかっこいい。たった4色で描かれた絵なのに。
これを授業の1時間前に来て描いておいて、授業の間に話しながら描き加えていく。
凄い労力と情熱だと思いますが、その労力と情熱があってこそ、学生たちに響くものは大きかったんでしょうね。
先生も最後におっしゃっていましたが、この名物授業がなくなるのはもったいない。是非いろいろな学校に出張して、この講義をしていただきたいものです。
2013/08/27
群馬建築ツアー②~集合住宅編~
群馬建築探訪その②です。
一日目は藤野さんが車で案内してくれて、高崎周辺の建築をいろいろ見るツアーとなりました。
まずは藤野さんの設計した萩塚の長屋。
まずは藤野さんの設計した萩塚の長屋。
この集合住宅は藤野さんのアトリエからほど近いところにありました。
道を車で走っていてもすぐに気づくほど、周りにはないデザインです。
この集合住宅、新建築で見ていたのですが、なんといっても共用部が気になっていました。
室内と同じくらいあるのではないかと言うくらいの広さの外部空間である、テラスや屋上。
そしてなん中にぽっかり空いた中庭。
道を車で走っていてもすぐに気づくほど、周りにはないデザインです。
この集合住宅、新建築で見ていたのですが、なんといっても共用部が気になっていました。
室内と同じくらいあるのではないかと言うくらいの広さの外部空間である、テラスや屋上。
そしてなん中にぽっかり空いた中庭。
この場所の使われ方、住人の住まい方はどうなっているんだろうと興味津々で見に行きました。
「みんなで使う」場所としてではなく、「それぞれが使う」余白として計画された結果、住人それぞれが自分なりの使い方をし、その場の使い方から人となりが周囲に分かり、関係性が徐々に生まれ、いつの間にかお互いを自分の領域に招き入れる場となっているようです。
「みんなで使う」場所としてではなく、「それぞれが使う」余白として計画された結果、住人それぞれが自分なりの使い方をし、その場の使い方から人となりが周囲に分かり、関係性が徐々に生まれ、いつの間にかお互いを自分の領域に招き入れる場となっているようです。
共用部の在り方として、とてもいいなと思いました。
どの住戸もうまく、外部空間を使われていました。
どの住戸もうまく、外部空間を使われていました。
次は、高崎市営住宅。菊竹清訓さん設計の集合住宅で11棟建っています。
住棟は1階がワンフロア、2・3階がメゾネットになっています。
2階レベルに設けられた連続する共用のテラスが、外観を特徴付けていてとても魅力的です。
2階レベルの共用テラス
2階レベルに設けられた連続する共用のテラスが、外観を特徴付けていてとても魅力的です。
2階レベルの共用テラス
とにかく、建物内の共用部も敷地全体の共用部もたくさんあり、とても豊かな住空間になりそうなのですが、、
実際はほとんど使われていません。。
2階テラスは物がほとんどなく、一階の外部空間はところどころ花を植えているところもありますが、ほとんどが荒れ放題。。
使いようでは、とても魅力的に豊かに住むことができるのに。
たまたま、連続して見た2つの集合住宅。どちらも共用部が特徴的だという共通点があるものの、その使われ方の違いの原因はどこにあるんでしょう。
民間と市営の住人のライフスタイルの違いはあるかもしれませんが、きっとそれだけではないと思います。
やはり、どこか「自分の領域であり、自分が自由に使ってもいい」と思わせる空間に萩塚の長屋はなっているのだと思います。
建築自体はどちらもとてもいいのですが、やはりどう使われているかで魅力は全然変わりますね。
実際はほとんど使われていません。。
2階テラスは物がほとんどなく、一階の外部空間はところどころ花を植えているところもありますが、ほとんどが荒れ放題。。
使いようでは、とても魅力的に豊かに住むことができるのに。
たまたま、連続して見た2つの集合住宅。どちらも共用部が特徴的だという共通点があるものの、その使われ方の違いの原因はどこにあるんでしょう。
民間と市営の住人のライフスタイルの違いはあるかもしれませんが、きっとそれだけではないと思います。
やはり、どこか「自分の領域であり、自分が自由に使ってもいい」と思わせる空間に萩塚の長屋はなっているのだと思います。
建築自体はどちらもとてもいいのですが、やはりどう使われているかで魅力は全然変わりますね。
2013/08/13
群馬建築ツアー①~天神山のアトリエ~
先日ちょっと東京に用事があったので、少し足を伸ばして、ずっと行きたかった群馬の建築家、生物建築舎の藤野さんのオフィスである「天神山のアトリエ」を見学させてもらいました。
このオフィス。親建築誌に掲載された時「なにこれ!」と事務所内で話題になった注目作!
その時は藤野さんと面識がなかったのですが、昨年末のソウルでの展覧会の時にご一緒させてもらい、今回の訪問が実現しました!
外観。幹線道路沿いにそれはあります。とてもシンプル。
しかし、なにが注目作かというと。
とにかく気持ちのいい空間です。
なんだか、自然の中に
ポンっと机をおいたようなオフィスです。
本棚は木のように高く作られています。
はしごに登る島田陽さん。
私も登りましたが、登るとオフィスを見下ろし、木をまた違った視線から感じることができ、小鳥になったような気分でした。しかし、あまりに怖くて写真は撮れず、、
今回は夏だったので、テーブルの中心にはパラソルが置いてあり、日射しを和らげていました。想像ではもっと暑いかと思っていたのですが、もちろんエアコンがあったのもありますが、窓を開けたりすることで、風が通り抜けることで体感としては涼しく感じました。
また、レモンユーカリやいろいろな植物に囲まれているせいで、風と共に葉や枝が揺れてこすれる音や、花や葉の匂いが感じられ、本当に心地のいい空間でした。
自分のオフィス兼自宅だからできることとは言え、決して趣味的ではなく、建築の構成と共に深い思考をされた植栽の設計も興味深く、そして、日々変化するそれらと共に生活している生き方そのものが、とても面白く思いました。
日々変化し、成長する建築だと思います。
また違う季節にも行ってみたくなりました。
そんな、「天神山のアトリエ」の日々を綴ったブログがこちらです。
生物建築舎日記
これをみているだけでワクワクしますね。
竣工当初からの、木々の成長っぷりにも注目ですw
このオフィス。親建築誌に掲載された時「なにこれ!」と事務所内で話題になった注目作!
その時は藤野さんと面識がなかったのですが、昨年末のソウルでの展覧会の時にご一緒させてもらい、今回の訪問が実現しました!
外観。幹線道路沿いにそれはあります。とてもシンプル。
しかし、なにが注目作かというと。
??地面が繋がっていますが、間にガラス。そう、ガラスの手前か奥どちらかが建築の中。いわゆる室内です。
さて、どちらが室内でどちらが外部かわかりますか?
答えは。。手前はなんと室内です。
室内ということは、アトリエです。
そのアトリエがこれ!このような環境の中でみなさんお仕事をされています。
さて、どちらが室内でどちらが外部かわかりますか?
答えは。。手前はなんと室内です。
室内ということは、アトリエです。
そのアトリエがこれ!このような環境の中でみなさんお仕事をされています。
とにかく気持ちのいい空間です。
もちろん空も見えます。
なんだか、自然の中に
ポンっと机をおいたようなオフィスです。
本棚は木のように高く作られています。
はしごに登る島田陽さん。
私も登りましたが、登るとオフィスを見下ろし、木をまた違った視線から感じることができ、小鳥になったような気分でした。しかし、あまりに怖くて写真は撮れず、、
今回は夏だったので、テーブルの中心にはパラソルが置いてあり、日射しを和らげていました。想像ではもっと暑いかと思っていたのですが、もちろんエアコンがあったのもありますが、窓を開けたりすることで、風が通り抜けることで体感としては涼しく感じました。
また、レモンユーカリやいろいろな植物に囲まれているせいで、風と共に葉や枝が揺れてこすれる音や、花や葉の匂いが感じられ、本当に心地のいい空間でした。
自分のオフィス兼自宅だからできることとは言え、決して趣味的ではなく、建築の構成と共に深い思考をされた植栽の設計も興味深く、そして、日々変化するそれらと共に生活している生き方そのものが、とても面白く思いました。
日々変化し、成長する建築だと思います。
また違う季節にも行ってみたくなりました。
そんな、「天神山のアトリエ」の日々を綴ったブログがこちらです。
生物建築舎日記
これをみているだけでワクワクしますね。
竣工当初からの、木々の成長っぷりにも注目ですw
2013/07/30
ワークショップ「堀田さんの家・私の家・私たちのマチ」
先週の日曜日、亀岡にある「みずのき美術館」でワークショップをしてきました。
今みずのき美術館では、堀田哲明さんの個展が開かれています。堀田さんの絵のほとんどは「家」がモチーフになっているのと、とても鮮やかでカラフルな色が特徴です。
その堀田さんの絵を建築の視点で見たら面白いのではないかというワークショップの依頼でした。
そこで私たちは、堀田さんの絵の中の家を立体的に立ち上げる過程で、スケールをイメージしてもらい、家の中がどんな間取りになっているのかを想像し、絵では見えていない他の面はどうなっているのかを考えてもらうワークショップを企画しました。
参加者は3歳から60歳くらいまでの幅広い方々で、建築関係の方は皆無w
そんな中、なんとかそれぞれひとつずつ、堀田さんの家のような「私の家」ができました。
そして、その後それら「私の家」がたくさん集まった「私たちのマチ」をみんなでつくりました。
「どこに道をつくる?」「私の家の前は芝生の庭」とか話しながらどんどんマチをつくっていきました。
予定の時間が過ぎても、みんな切ったり貼ったり。夢中になってくれていました!
今回は親子参加が4組もいて、子供たちも5人もいました。
みずのき美術館が町にあるおかげで、幅広い世代が交流出来ていいですね。
本来、公共施設ってこうあるべきなんだろうな~と思わされる場所です。
堀田さんの展覧会は9月1日まで。今回のワークショップの成果も美術館向かいにある「みずのきカフェ」に飾ってあるのでこちらもあわせてどうぞ。
今みずのき美術館では、堀田哲明さんの個展が開かれています。堀田さんの絵のほとんどは「家」がモチーフになっているのと、とても鮮やかでカラフルな色が特徴です。
その堀田さんの絵を建築の視点で見たら面白いのではないかというワークショップの依頼でした。
そこで私たちは、堀田さんの絵の中の家を立体的に立ち上げる過程で、スケールをイメージしてもらい、家の中がどんな間取りになっているのかを想像し、絵では見えていない他の面はどうなっているのかを考えてもらうワークショップを企画しました。
そんな中、なんとかそれぞれひとつずつ、堀田さんの家のような「私の家」ができました。
そして、その後それら「私の家」がたくさん集まった「私たちのマチ」をみんなでつくりました。
「どこに道をつくる?」「私の家の前は芝生の庭」とか話しながらどんどんマチをつくっていきました。
予定の時間が過ぎても、みんな切ったり貼ったり。夢中になってくれていました!
今回は親子参加が4組もいて、子供たちも5人もいました。
みずのき美術館が町にあるおかげで、幅広い世代が交流出来ていいですね。
本来、公共施設ってこうあるべきなんだろうな~と思わされる場所です。
堀田さんの展覧会は9月1日まで。今回のワークショップの成果も美術館向かいにある「みずのきカフェ」に飾ってあるのでこちらもあわせてどうぞ。
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