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2016/04/18

大谷資料館

ブログの更新が随分滞っていましたが、4月に宇都宮の工場の検査ついでに、ずっと行きたかった「大谷資料館」に行ってきました。

実は、私は前から大谷石が大好きで、修士論文で大谷石の建築を調査しようとしたくらい。(あえなくゼミで却下となりましたが(^-^;)
そして、思いは忘れられず、大谷石を使った建築→神奈川県立近代美術館→坂倉準三となり、坂倉に就職したい!と思ったほど、大谷石に魅せられていました。

なので、大谷資料館へはずっと行きたかったのですが、行けておらず、今回初めて行ってきました!

とにかく、その空間は圧巻です。
意図されて作られた空間ではなく、機能的に掘られていった結果できた空間が建築よりも感動的。

 圧倒的なスケール感

 構造を「作った」のではなく、構造を「残した」空間。

「トップライト」ではなく、地上から地下が今どこまで掘っているかを知るための穴。

かっこよすぎる。


久々にいい空間を体験した日でした。

2014/12/02

TUTAYA代官山

今更ですがやっと先日、蔦屋代官山店に行ってきました。

本屋さんというより、公園のような空間でした。
それは、本を買う・読む。探すという目的がなくても、フラッと立ち寄りたくなるような場所でした。

なんだか、とてもフリーなスペースに、自然に本が置かれているような感覚です。

きっとそれは、いかにも「定員さん!」というような人がいなくて、いても広いフロアにチラホラ。レジもセルフレジ。
その、監理(監視?)されてないように感じられるところも、そういう気分にさせるのかもと思ったりしました。

とにかく、ふらふらと思いがけず出会う本に期待しながら散策する感覚。まるで、公園で四つ葉のクローバーを探しながらふらふらする感覚のようでした。

心地いい。

それも、ここ、深夜2時まで空いてるとか。

こんな場所が近所にあったらいいだろうな~としみじみ思いながら外部をうろうろしていると、こんなものが目に入りました。

これなんだか分かりますか?

そう、犬とかのリードをひっかけるものです。
いたるところにこれが。

いいですね、こういう気配り。

ほんと、犬の散歩のついでにフラっと寄れるような場所でした。

2014/09/25

国立民族学博物館

先日、「みんぱく」こと「国立民族学博物館」に行ってきました。
大阪に住んでいながら、10年ぶりくらいの来訪でした。
建物は言わずと知れた黒川紀章氏の設計。

当日は、
特別展「イメージの力―国立民族学博物館コレクションにさぐる」という特別展が開催されていて、中に入ると様々なお面や民芸品などがところ狭しと展示されていました。


ここのいいところは、ガラスケースに入れられたりすることなく、手の届きそうなところに展示されていることろです。
そのことによって、とても近くで見ることができ、色彩や素材感などを側で感じることができます。

本館の方は、おチビさんの集中力切れで今回入れなかったので、また近々行きたいと思います。
本館も学生の頃見学に行った時は衝撃を受けましたから。

ココはオススメです!!

2013/12/11

大阪くらしの今昔館 町家衆イベント

先日、事務所の近くで天六の駅上にある、すまいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)で町家衆イベントという町家の生活風景を再現するという催しに、江戸時代の町家衆に扮したボランティアの学生たちとしてOCTの学生が協力していると聞き、行ってきました。

今昔館内には、着物を着たボランティアの学生とレンタル浴衣を着た外国からの観光客で賑わっていました。

その中で、大工としての実演をしていたOCT大工学科の学生さん。

そこでは、子どもたちがのこぎりで木を切る体験をしていました!

こういう体験いいですね!

他にも江戸時代の遊び、「紙相撲」と「福笑い」など、いろいろな遊び道具が置いてありました。

紙相撲は、強く叩きすぎて自滅するという感じでボランティアのお姉さんに結局一度も勝てませんでしたが、子どもも楽しんでいました。

その他にも、泥棒とおかっぴき?の攻防戦が見れたりと、なかなかおもしろいイベントでした!

2013/08/27

群馬建築ツアー②~集合住宅編~

群馬建築探訪その②です。

一日目は藤野さんが車で案内してくれて、高崎周辺の建築をいろいろ見るツアーとなりました。

まずは藤野さんの設計した萩塚の長屋。

















この集合住宅は藤野さんのアトリエからほど近いところにありました。
道を車で走っていてもすぐに気づくほど、周りにはないデザインです。

この集合住宅、新建築で見ていたのですが、なんといっても共用部が気になっていました。
室内と同じくらいあるのではないかと言うくらいの広さの外部空間である、テラスや屋上。
そしてなん中にぽっかり空いた中庭。

















この場所の使われ方、住人の住まい方はどうなっているんだろうと興味津々で見に行きました。

「みんなで使う」場所としてではなく、「それぞれが使う」余白として計画された結果、住人それぞれが自分なりの使い方をし、その場の使い方から人となりが周囲に分かり、関係性が徐々に生まれ、いつの間にかお互いを自分の領域に招き入れる場となっているようです。

共用部の在り方として、とてもいいなと思いました。

どの住戸もうまく、外部空間を使われていました。

次は、高崎市営住宅。菊竹清訓さん設計の集合住宅で11棟建っています。

















住棟は1階がワンフロア、2・3階がメゾネットになっています。
2階レベルに設けられた連続する共用のテラスが、外観を特徴付けていてとても魅力的です。

2階レベルの共用テラス

















とにかく、建物内の共用部も敷地全体の共用部もたくさんあり、とても豊かな住空間になりそうなのですが、、

実際はほとんど使われていません。。

2階テラスは物がほとんどなく、一階の外部空間はところどころ花を植えているところもありますが、ほとんどが荒れ放題。。

使いようでは、とても魅力的に豊かに住むことができるのに。


たまたま、連続して見た2つの集合住宅。どちらも共用部が特徴的だという共通点があるものの、その使われ方の違いの原因はどこにあるんでしょう。

民間と市営の住人のライフスタイルの違いはあるかもしれませんが、きっとそれだけではないと思います。

やはり、どこか「自分の領域であり、自分が自由に使ってもいい」と思わせる空間に萩塚の長屋はなっているのだと思います。

建築自体はどちらもとてもいいのですが、やはりどう使われているかで魅力は全然変わりますね。






2013/08/13

群馬建築ツアー①~天神山のアトリエ~

先日ちょっと東京に用事があったので、少し足を伸ばして、ずっと行きたかった群馬の建築家、生物建築舎の藤野さんのオフィスである「天神山のアトリエ」を見学させてもらいました。

このオフィス。親建築誌に掲載された時「なにこれ!」と事務所内で話題になった注目作!

その時は藤野さんと面識がなかったのですが、昨年末のソウルでの展覧会の時にご一緒させてもらい、今回の訪問が実現しました!


























外観。幹線道路沿いにそれはあります。とてもシンプル。

しかし、なにが注目作かというと。



















??地面が繋がっていますが、間にガラス。そう、ガラスの手前か奥どちらかが建築の中。いわゆる室内です。

さて、どちらが室内でどちらが外部かわかりますか?

答えは。。手前はなんと室内です。

室内ということは、アトリエです。

そのアトリエがこれ!このような環境の中でみなさんお仕事をされています。




























とにかく気持ちのいい空間です。

もちろん空も見えます。




















なんだか、自然の中に
ポンっと机をおいたようなオフィスです。





















本棚は木のように高く作られています。


























はしごに登る島田陽さん。

私も登りましたが、登るとオフィスを見下ろし、木をまた違った視線から感じることができ、小鳥になったような気分でした。しかし、あまりに怖くて写真は撮れず、、



























今回は夏だったので、テーブルの中心にはパラソルが置いてあり、日射しを和らげていました。想像ではもっと暑いかと思っていたのですが、もちろんエアコンがあったのもありますが、窓を開けたりすることで、風が通り抜けることで体感としては涼しく感じました。

また、レモンユーカリやいろいろな植物に囲まれているせいで、風と共に葉や枝が揺れてこすれる音や、花や葉の匂いが感じられ、本当に心地のいい空間でした。

自分のオフィス兼自宅だからできることとは言え、決して趣味的ではなく、建築の構成と共に深い思考をされた植栽の設計も興味深く、そして、日々変化するそれらと共に生活している生き方そのものが、とても面白く思いました。

日々変化し、成長する建築だと思います。
また違う季節にも行ってみたくなりました。

そんな、「天神山のアトリエ」の日々を綴ったブログがこちらです。
生物建築舎日記

これをみているだけでワクワクしますね。
竣工当初からの、木々の成長っぷりにも注目ですw

2013/04/26

Around Architects 朴さん来阪

ブログが遅くなってしまいましたが、桜がきれいに咲いた4月の初旬、韓国ソウルから来客がありました。

昨年末にソウルで開かれ、我々も出展させていただいた、「同じ家、違う家」展でご一緒した、元SAAIで今は独立されAround Architectsを主宰されている朴昶炫さんがご家族と共に来阪されました。

来阪に合わせて、SPACESPACE事務所にて朴さんによる同世代建築家インタビューが行われました!

関西の同世代の建築家であるタトアーキテクツの島田陽さんと八百光設計設計部の垣内光司さん、岐阜から大建metの平野さんと布村さんも来られて、みんなで座談会のようなインタビューとなりました。

朴さん(右から3人目)からの質問は、日本社会における建築家の状況、環境に対する姿勢、社会に対する意識、上の世代の建築家からの影響、設計業務の進め方についてなどでした。

そこから日本と韓国とで共通すること、異なること、世代の問題などが見えてきて、「同じ家、違う家」展のシンポジウムでの議論の延長のようなインタビューとなっていました。

その後、みんなで日本らしい(大阪らしい)居酒屋へ。

朴さんや平野さん、うちの子供たちも含め、賑やかな食事となりました。(賑やか過ぎて写真を撮り忘れました。。。)

そして次の日、朴さん一家と平野さん一家とともにSPACESPACE作品ツアーへ。

まずは、Dアパートメントへ。じっくり建築を見る大人たちと、階段と中庭ではしゃぐ子供たち。

次の「地面と屋根上の家」では、お施主さんの子供さん二人も加わり、言葉が通じない中もみんなで「丘」によじ登ったり、降りたりと大はしゃぎ!朴さんの奥さんいわく、「うちの子、この旅行で二番目に楽しそう!」と。(一番はポケモンセンターだそうですw)

(これもまた一層賑やか過ぎて写真を撮り忘れました。。。)

言葉が通じなくたって、子供たちのコミュニケーションを誘発する装置となった二つの建築。

なんだか、自分たちが考えたものがそういうきっけけになったことがうれしく思う一日でした。

2013/02/26

みずのき美術館

先週は怒涛のレクチャーウィーク!自分たちがしゃべる会2つに、聞きに行く会3つ。

まずは、昨日のみずのき美術館でのレクチャーから遡っていきたいと思います。

昨日は、京都府亀岡市で乾久美子さんが設計された「みずのき美術館」で、乾さんとの対談。「小さな都市と建築」というテーマ。

まず、私たちからテーマに沿って自分たちのプロジェクトをいくつかプレゼン。次に、乾さんからもプロジェクトをプレゼンしていただき、その後少し質問という会でした。


まず、会場のみずのき美術館。町屋を改修した美術館でなんとも居心地がいい。

亀岡市内にある町屋に京都の町屋のような統一した形式がないことから、形式にこだわらない改修がされていて、それがとてもおおらかな空間をつくりだしていました。

空間もおおらかでしたが、スタッフの方々もとてもおおらかであたたかく、場がますますいきいきしていました。きっと、建築と人があいまってより素晴らしい場所になるのでしょう。これからますますあの場所がまちの人たちをつなぐ場になりそうな気がしました。

レクチャーの中でも話したのですが、まちをデザインしていくのに人の関わりをどうデザインするのかということが大切だと思っています。人がどう関わり、どのようなことをするのか、それを受け止める建築があればまちもきっと活気付きます。

みずのき美術館はそのような場所になる可能性をたくさん秘めた場所でした。

これから、ここをきっかけにまちがどう変わっていくのか、また見に行ってみたいです。

2012/12/13

韓国建築(現代建築編)

これでラスト。現代建築編です。

ソウル郊外の都市で、38度線を隔てて北朝鮮と接している、坡州(パジュ)にある出版都市。出版関係の企業が集まった都市で、世界中の建築家が設計した建物が集まっています。SANAAの作品もありました。
各々の建物はかなり巨大で、工場団地のようなスケール。ちょっと日本では考えられないプログラムですね。

アルヴァロ・シザの美術館。残念ながら閉館。


















このような巨大な建築で出来た都市です。



















同じくパジュにある、出版都市からすぐ近くのヘイリ芸術村。アーチストが住んでいるらしく、こちらは各々の建物がもう少しヒューマンスケールで出来ています。
ただ、各々の敷地が広いので、ほとんどの建物が4面とも見ることが出来るパビリオン型の配置をしており、普通の街よりは博覧会の風景に近い気がします。

その中にあるBOOK HOUSE。


















内部は巨大な吹抜のレストランで、片側の壁面が全て本棚になっています。


















スロープ沿いに本が並ぶ。


















Mass studiesの作品。今は子供の遊び場として使われてます。柱を隠すように取り付けられたキャラクター。若干残念な感じに。


















韓国の建築家による作品。結構若い人らしい。


















クラッシック音楽を聴けるカフェ。


















正面の教会の祭壇のようなものが音響機器。


















最後に、今回の展覧会に出展した韓国の若手建築家の作品。

WISEによる商業ビル。プロジェクトは中層のビル一棟ですが、発表前なので1フロアだけ。江南という地域に建っています。丁度オープンハウスが行われたので見れました。


















屋上で記念撮影。


















日本語も堪能な、韓国人建築家Changhyun Parkさんが在籍するSAAIの作品。今回出展していた集合住宅。慣習的な集合住宅のボリュームとボキャブラリーを使いながら、それらの組合せをちょっとづつ変えた作品。


















設備への配慮は藤村事務所と共通するところがある気がします。


















日本の集合住宅にスケールが近く、韓国ではかなり小さいスケール。


















階段室のアートワーク。


















同じくSAAIによるAPCの店舗。日本でも馴染み深いフランスのファッションブランド。密集した商業地の中で、小住宅のような建ち方をしてます。





































裏側の既存店舗との間の隙間を庭として設計。


















これはおまけ。近代以前編で紹介した、韓屋がある地域に建つ美術館(設計:SO-IL)。





















出展してる韓国建築家の作品をもう少し見れれば良かったのですが、タイムアップでした。

SPACESPACEのパートナーのDesign Group OZは会期中に大きな仕事が入ったらしいので、次回の訪問では是非見学したいと思います。

ちなみに、この展覧会の企画者である、O.C.A.の Lim Jae Yong 氏とみかんぐみの曽我部昌史氏は、2011年にも横浜のBankART1929で韓国の建築家を紹介する展覧会「韓国建築の新たな地平-NEW HORIZON in Korean Architecture」を開催しています。

政治的には難しい問題が残る両国ですが、このような機会が増えることを願っています。

韓国建築(近代以前編)

近代以前編。韓国の伝統家屋から近代建築までを紹介します。

韓屋(ハノク)。韓国の伝統的な住宅で日本と同様に木造建築ですが、日本の民家に比べて屋根が寺社のよう。オンドル(伝統的な韓国の床下暖房。昔の熱源は火でしたが、最近は温水が使われているらしいです。)があるのでとても暖かいです。

ちなみに滞在時の気温は-10度でしたがTシャツで寝れました。

















地下鉄安国駅の近くにあるこの地域には韓屋が多く残っており、現在はリノベーションされて、ゲストハウスや店舗として使われています。



































東大門(トンデムン)。ソウルを取り囲んでいた4つの門の1つ。

光化門からの軸線。軸線上には巨大な銅像が配置され、政治色の強そうな場所。大統領選挙のイベントをやってる最中でした。


















東大門歴史文化公園近くにある京東教会。設計は金壽根(キム・スグン)。東京藝大と東大にも在籍していたことのある建築家。この他にも韓国の建築雑誌「SPACE」の社屋が彼の設計です。


















エントランス付近 。


















都市部の教会とは思えない外観。