2007/10/10

島ヶ原から地方を考える

先週末、小屋作りの第2回施工日に三重県の島ヶ原まで。今回からいよいよSPACE棟の建設。

10/6 11時から施工開始なので、7時起きで現地に向かうも、大工が他の現場から戻らず昼食後にスタート。土台 の寸法からいきなり間違い始めるが、徐々にペースが上がり始める。複雑な上に部材の多い建物なので、難航しつつ1日目は土台に柱が付いた状態で終了。頭繋 ぎが無く、45□の柱が揺れていてなんとも危なげで、今にも倒壊しそう。隣の吉永棟は1回目の塗装が終わった状態で終了。

夕食後に温泉に入り、穂積家に泊まりに。しかし、これまで男子学生はテントで女子は製材所の上で寝ていたが、余りの寒さに男子から泣きが入り、男子が製材所の上、繰り上がりで女子は穂積家1階で泊まることに。

10/7 朝食後、作業再開。スペース棟は軸組の続き。順番を間違うと付かない部材があるので、大工のサポートをしつつ寸法チェック。どうやら、大工は伝 統建築のカンで作っていこうとしてるようだが、なかなかそうもいかない様子。昼食等の休憩をはさみつつも、なんとか柱を水平に繋ぐ。

10/8の現場監理を このプロジェクトの学生責任者の内田君に任せるべく、図面と施工手順を説明。吉永棟の完成を見届けた後、学生の群れに見送られつつ帰宅。翌日、何度か電話 があったが、屋根の梁掛けまでは終わった模様。お疲れです。写真は2日目の終わり。

このプロジェクトをやっていて感じるのは、我々が作る建築が、地域の人に期待され、喜ばれているということだ。そんなに当然のことでは無い。昨今、都市部 での建築(特に公共建築)への期待は薄い。地方都市での建築に対する期待は遙かに大きく、切実である。そういった現れの1つかもしれない。

これまで建築家は、大都市の問題に多く取り組んできた。しかし、それと表裏の関係にある地方都市や、人工過疎地の問題にはそれほどには取り組めていない。 今後、バブル時代の箱モノとは違った方法で、建築家が地方に踏み込んでいくことが、より必要になるのではないだろうか。と、ちょっと考えてみた。

2007/10/09

言っているうちに

大学の授業が始まっています。毎週月曜日13:00〜18:00まで。途中に休憩が入るとは言え、5時間立って授業するのはさすがに疲れます。今年は例年より人数が多いようです。1人につき20人程度の学生を受け持ちます。

まだ、設計の初歩の初歩で、手書きで図面のトレースをやってます。普段の業務で平行定規なんか使うことなど、もはやあり得ませんが、見本を見せろと言われ て断るわけにもいかないので、たまに、手本で線を引いて見せたりします。1ヶ月ぐらいはトレースで、その後、設計課題が始まります。

2007/09/27

第1回施工日など

9/18 A&Cの中谷さんから、西梅田のマンションが竣工したとお知らせを受け見学。2年前に話を聞いた時は、レークショアみたいな外観にする と言っていたのを思い出しました。部分的にバルコニー隠しのパンチングメタルなんかが使われてるのは、当初の意図と外れる気がしますね。ディベロッパーサ イドに押されつつも、A&Cの色使いなんかが出てました。

そのまま、A&C事務所まで。中谷さんと橋爪さんの大阪市長選の話。

そういや、新首相も決まってますね。いつのまにか。

9/23 小屋の第1回施工日。施工する学生は3連休フル稼働で、22日から24日まで働きます。1日あったので多少は進んでるかと思いきや、躯体を施工 する大工が3人ぐらいしかいないので、同時施工の吉永棟の建て方から始めることになったらしく、SPACE棟は材の切り出しが終わった程度でした。そろそ ろ吉永棟が大工の手を離れられそうなんで、次回、第2回施工日の10/6からSPACE棟が建ち始めるらしい。

今回の施工日には、2期.3期工事の建築家、各々2グループが敷地見学に来ていました。各グループ共に、夕方の食事時までやることが無いからか、気合いが 乗ってるからか、早速現地でスタディを始めている。2期に参加するdot architectsの3人は、何故かひたすら薪割をしていた。面白いのを期待してます。

これで、1期から3期まで各2棟と、学生棟を会わせて7棟の建設が決まったことになる。20棟ぐらいなら意外と、1年ちょっとで到達してしまうかもしれないです。

もう1棟ぐらい設計してみたいですね。まあ、とりあえず、1棟完成させようと思います。

2007/09/10

9/7.8.9金沢・富山

9/7昼頃に金沢駅着。駅前が、どこかの組織設計事務所の仕業でトラスだらけに。ここも妹島さんにまかせればいいのに。。。そのまま近江町市場で海鮮丼。雨の中歩いて21世紀美術館(設計:SANAA)に。

竣工から3年ぐらい経つが、特に目立った不具合も無さそう。金沢駅からの経路を、地下通路を整備したり道に彫刻を置いたりして、美術館を核とした街の活性 化が行われている様子が伺えます。

休日にはフリーマーケットなども行われているようです。地方都市における、新たな観光資源を活用した街作りの好例とし て、他の地域でもそのうち参照されそうな気がします。夏の暑さ対策にガラス面に朝顔を這わす対応がとても積極的。写真の様に全面朝顔が。涼しげです。

大学の師匠が主催する事務所、アトリエ・ワンによる「いきいきプロジェクト」も終盤戦。地元住民を巻き込み、金沢の街を調査して、街がいきいきするプロ ジェクトを提案していました。模型も置いてましたが、提案だけなんですかね?実現するものがあると、面白いのですが。大学院の授業で作った「首都高速ガイ ドブック」の断片がポストカードになって売られてました。一枚137円でした。

9/8金沢から富山県高岡市に移動。大学の同期、横山と待ち合わせる。同期が2人富山大学で建築を教えてます。今や立派に横山先生です。昔は建築学科が無 かったのに、最近出来たらしいです。アルミメーカーとの共同研究や近作などを見学。まだ助手のような立場であるにも関わらず、個室が与えられていて、かな り恵まれた環境にいるようです。プロダクト分野では、他の地方都市をリードしている富山県ですが、意外と地元の人には知られてないようです。高岡駅の地下 にあるアンテナショップも奥まった場所にあってわかりづらい。建築もプロダクト分野の作った流れについて行って欲しいものです。写真は市内の金屋町という 古い街並みの残った地域。駅の南口にあったはずのミラーレスの彫刻は邪魔になったらしく、既に取り外されてました。

その後、高校の同期と当時の担任を交えて海産物を食べ漁る。昔の悪行の話などで盛り上がる。次の日は廻っていても旨い寿司。来年こそは「風の盆」の時期に行きたいものです。

2007/09/09

9/6立候補???

朝からメールを確認してて、京都の同世代建築家T氏からのメールに驚く。水都再生建築展でお世話になった、大阪市立大学の橋爪先生が11月に行われる大阪 市長選に立候補するとか。全く知りませんでした。新聞なんかでも報道されてるようです。会見の写真にA&Cの中谷さんが微妙に写っていてちょっと 受けました。現職の関市長が72才で、橋爪先生が46才。世代交代を考えるをホントに通ってしまいそうですね。

その後、夕方に1ヶ月ぶりに同世代会議@dot architects。十三から一駅の川辺にあるビルのトップハウスを改造した内装。今後の活動の方向性を議論。参加は2回目だが5回目の会議らしい。なんとなく各々の考え方が見え始めて来ました。