2007/01/20

淀川

金曜日。京都で設計をやってるT君が事務所に現れる。最近の関西アトリエ事情などを聞きつつ、その師匠である青木淳のTARO NASU-OSAKAの展覧会に。てっきり近作模型なんかが置いてあると思いきや、照明のオブジェを青木さんが設計してそれ自体が展示だとか。会期が終 わったら壊すんですかね?もったいない。

夕方からA&Cの中谷さんがやってる大大阪というカフェに「淀川テクニック」という怪しげな2人組アーティストの講演会を聞きに行く。

要は、淀川のゴミを使ってオブジェみたいな物をつくって、それで遊ぶってことをやってるらしい。最近はヤノベケンジにも認められ、キリンアートプロジェクトや釜山ビエンナーレなんかにも出展しているみたいです。

作品は淀川に置きっぱなしで、浮浪者にいたずらされたり、たまに燃やされたらいするあたりが悲惨。しかし、そんなに怒ってる様子でもない。ゴミをまとめて 綺麗にしてるので基本的には良いことをしてる人達なのだろうが、本人達は、どうも遊んでいるようです。とにかく創作理由が安易なとこが面白い。

創作というよりは子供の遊びの延長のようで、シリアスさや問題意識よりは「笑い」が先にあるのが大阪的。天狗道場が気になる。全体的にお笑い番組を見てるような感じがしました。普段何してる人なのか、聞きたかったけど聞けませんでした。