2013/06/25

住まいをデザインする顔展 トークセッション

先日の週末、展覧会会場のある住まいのミュージアムの3Fホールで、出展者によるトークセッションが行われました。

谷先生を司会に、選定委員の三人の先生方が壇上に、我々30代の出展者も会場に待機し、簡単に出展物の説明の後、三人の先生方がそれぞれ建築への思いと、我々30代への問いかけを語ってくださいました。

約一時間半のトークセッションで感じたのは、やはり世代の違いによる「建築」の捉え方の幅の違いでした。





















その後展覧会会場に移動して、各出展者が来場者の方々といろいろなお話をさせていただく場ができました。

満員御礼!!




















この日だけで400人の来場があったらしいです。

会期も残り一週間。できるだけ多くの人に見てもらえればと思っています。

2013/06/17

堀田さんの家・私の家・私たちのマチ

みずのき美術館で開催される、堀田哲明展「たくさんのひとつの家」の会期中にワークショップ講師を務めさせて頂きます。堀田哲明さんという、ある時からずっと家を描き続けてきた人の個展です。
画家による家の展覧会(建築展)。必見かと思います。是非ご参加ください。

ワークショップ 「堀田さんの家・私の家・私たちのマチ」
画用紙の中の堀田さんの「家」。大きさは? 住んでいるのは誰? ほかの家は?建築家SPACESPACEさんと一緒に、堀田さんの家、私たちの家が建つマチをつくってみましょう。

日時:7月27日(土)13:00~17:00
会場:みずのきカフェ
講師:SPACESPACE(www.spacspac.com
料金:無料
定員:25名(参加申込は、みずのき美術館まで)

以下、展覧会の概要です。

堀田哲明展 たくさんのひとつの家

開催期間:2013年6月22日(土)~9月1日(日)
開館時間:10:00ー18:00 休館日:月曜日・火曜日(但し、祝日は開館)
会場:みずのき美術館・みずのきカフェ(やまざき商店2階)
入館料:無料
主催:京都府・みずのき美術館
監修:保坂健二朗

監修者によるギャラリートーク
日時:7月20日(土)14:00~16:00
定員:40名(申込不要)

2012年10月に、乾久美子さんによる設計(リノベーション)で亀岡の商店街にオープンしたみ ずのき美術館。3つ目の展覧会となる今回は、はじめての個展となります。選ばれたのは堀田哲明さん。1949年に生まれた方で、ある時からずっと家を描き続けてきました。基本的に一枚に一軒の家。屋根の大きさ、窓の数はさまざま。塗り分け方も自由で、時々家の向きを変える。その結果、たくさんの家が生まれました。そんな堀田さんの作品を見ていると、「家って、こんなに豊かな表情を持つことができるんだ」「おお、こういう色使いもありえるのか」と驚かされることしばしばです。だから、この展覧会は、色彩の秘密を知りたい人や、豊かな建築をつくりたいと思っている人に、是非見てほしい。そして、展示された何百もの「家」を前にして、なぜ堀田さんがこれほどまでに家を描いたのかについて、ちょっと考えをめぐらしていただければ幸いです。ちなみに今回出品されるのは、すべてみずのきが所蔵する作品ですが、堀田さんの「家」は、アール・ブリュット・コレクションという、スイスはローザンヌにある美術館にも収蔵されています。お見逃しなく。

保坂健二朗(本展監修者、東京国立近代美術館主任研究員)

倉方塾 関西建築・新世代

中之島デザインミュージアム(de sign de)で開催されている、倉方塾に登壇します。今期のテーマは関西建築・新世代です。是非ご参加ください。

期間:5月~8月までの5回シリーズ(火曜日、水曜日)19:00~21:00
5月29日(水) 河井敏明
6月25日(火) 芦澤竜一
7月09日(火) SPACESPACE
8月07日(水) アルファヴィル
8月28日(水) dot architcts

会場:中之島デザインミュージアム
定員:80名(当日受付の方は予約者の入場終了の後に入場)
参加費:各回 一般1,000円・学生500円(修成建設専門学校の学生は無料)

予約方法:件名に「倉方塾」と明記し、参加希望の開催日程、お名前、連絡のつく電話番号、Eメールアドレスをinfo@designde.jp宛にお知らせ下さい。追ってご返信します。

建築史家・倉方俊輔を塾長に、建築・都市の新しいフィールドを大阪で結わえる連続セミナー。
「倉方塾」2013年度前期のシリーズでは、前回に引き続き、関西の若手建築家にスポットを当てます。建築をつくる意味が問われている今、みずみずしい道を開拓している方々に、自らの建築活動を分かりやすい言葉でお話しいただきます。「~と建築」という古くて新しい問題を通じて、建築の「関わり方」の現在が多様に浮かび上がることでしょう。塾長との対話を媒介に、思考の場を会場と共有していけたらと思います。

コーディネーター・塾長 / 倉方 俊輔

2013/06/10

ギャラリートーク

 現在、大阪市立住まいのミュージアムで開催されています「住まいをデザインする顔」展の会場にて、先日ギャラリートークをさせていただきました。

当日は、どれくらいの人に来ていただけるのかが少し不安でしたが、多くの方にご来場いただき、約一時間ほどお話させていただきました。




















私たちが展示している4つの仕事を通して、建築への考え方やまちへの考え方、特に今回は「住まい」に対しての考え方についてお話させていただきました。




















来ていただいてた方に、女性が多く、建築の専門じゃない人も多かったこともあり、建築論というよりは、「住まい」や「住まい方」、ひとつの住宅ができあがるまでの経緯やお施主さんとの対話などについて、お話しました。

このギャラリートークでも感じたのですが、今まで私たちが経験した展覧会とはかなり違い、建築の専門ではない人がかなり見に来られていて、そういった方々がとても興味を持って話を聞いてくださることに、嬉しくなりました。

この時も、隣におられたおばさま方三人が、特に頷きながら聞いて下さったことが印象的でした。

また、この時にOCTのOBや現役生が数人来てくれていて、近況報告をしてくれたり、建築について話すことができました。




















こうやって、OBが訪ねて来てくれるのも嬉しいですね!

次回のSPACESPACEのギャラリートークは20日の木曜日の13:30~です!
平日ですが、是非お越しください!

ちなみに、事務所が近所なので、ちょくちょく会場に出没しています。

見つけたら是非声をかけてください!

濱口竜介プロスペクティブ in Kansai

濱口竜介プロスペクティブ in Kansaiが6/29から始まります。

関西圏の6箇所、大阪では十三の第七藝術劇場で開催されるようです。建築家の中山英之氏も推薦文を書いてますので、建築関係者はこの機会に是非。TSUTAYAにはまだ無いかと思います。

先日「なみのおと」と「PASSION」を見ました。前者は東日本大震災についてのドキュメンタリーですが、マイケル・ムーアのような感じでは無く、村上春樹のアンダーグラウンドを読むような静かな感じです。後者は言葉がとても繊細に描かれた作品でした。


第七藝術劇場
〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ6F
TEL:06-6302-2073

http://prospective.fictive.jp

6/29 [土 ] 20:40~ THE DEPTHS 23:15~ PASSION+親密さ
6/30 [日] MISSING+不気味なものの肌に触れる
7/01 [月] Friend of the Night+永遠に君を愛す
7/02 [火] THE DEPTHS
7/03 [水] 何食わぬ顔(long ver.)
7/04 [木] 親密さ(short ver.)
7/05 [金] THE DEPTHS
7/06 [土] PASSION
7/07 [日] THE DEPTHS
7/08 [月] 親密さ(short ver.)
7/09 [火] 何食わぬ顔(short ver.)+永遠に君を愛す
7/10 [水] Friend of the Night+不気味なものの肌に触れる
7/11 [木] 何食わぬ顔(long ver.)
7/12 [金] はじまり+不気味なものの肌に触れる

全日 20:40~レイトショー、6/29[土]のみ 23:15~オールナイト

WideAR 33

先日ParkChangHyun氏が来阪された際に収録した座談会の様子が、韓国の建築論評誌WideAR (Wide Architecture Report)に掲載されました。

登壇者:ParkChangHyun×香川貴範×島田陽×布村葉子(平野勝雅)×垣内光司。日本で住宅を設計する実情、大阪の位置づけなど。

韓国では、首都ソウルの経済圏域に人口の半分近くが住み、その多くは集合住宅に住んでいるそうです。ゆえに戸建住宅が多く建つ日本の状況に関心を持たれているようです。

日本ではこういう論評誌少なくなりましたよね。



2013/06/08

動物たちの家

先日、久々に天王寺動物園に行って来ました!
天王寺動物園は、最近動物の生息地の環境を可能な限り再現した生態展示の導入を進めているらしく、カバやサイがいるアフリカサバンナゾーン、アジアゾウを飼育しているアジアの熱帯雨林ゾーンなどが新しくできていました(新しいと言っても、私の小中学校のころはなかった、、というくらいの新しさですが、、)

シマウマやインパラもいたアフリカサバンナゾーン。
大阪市内とは思えない緑たっぷりの飼育空間です。




















そして、アジアゾウのいる熱帯雨林ゾーン。




















これだけ見ると、一瞬どこか分からなくなるくらいどこか大自然っぽいですよね。

しかし、実は

すぐそこに、あべのハルカスがそびえ立っています。。




















それはもう、とても不思議な風景です。
ぞうさんたちはどう思ってるんでしょうね。。

それにしても、天王寺動物園で人気1、2位を争ってるはずのシロクマくんの飼育舎がひどい。。




















白く塗っただけ。。
流石にシロクマの生息地の環境を可能な限り再現するのは難しいんでしょうけど、、

どの動物たちも、暑さのためかほんとぐったりしていて、覇気がないんですよね。
百獣の王ライオンでさえ、お腹を見せて寝転がってるし。。
もっと動きまわる動物たちが見たいですよね。

哺乳類の中で唯一と言っていいほどイキイキしてたのが、ひつじ!
ひつじ舎は、来園者が100円で餌を買ってあげることのできる仕組みになっているためか、餌をもらおうと、ギラギラした感じの羊たちw




















動物園で生活していたら、楽しみなんて食事くらいですもんね。
でも、動物園に言って少ないけれどイキイキしている動物が見れてよかったです。
チビくんも唯一ひつじにだけ大興奮でした。

そういえば数年前卒制で学生が、動物園の飼育舎ではなく「動物たちの家」の提案をしていましたが、自然の中ではないけれど、本当に動物たちが幸せに暮らせる「家」のような建築って可能なんでしょうか。

ちょっと数年前の彼の作品に思いを馳せた動物園の帰り道でした。