2012/04/28

山中温泉

またまた、だいぶ時間があいてしまいましたが、先日行った富山~石川県~福井県旅行の中で、山中温泉に行ってきたときのことをちょっと。

山中温泉は加賀温泉郷の中にあります。名前のとおり、山に囲まれた街で自然豊かな場所でした。温泉街がきちんと整備されていて、温泉街めぐりが楽しめます。とは言うものの、行った時期が時期だっただけに、人通りがほとんどなく。。。

お天気も悪かったので、なんだか寂しい雰囲気でしたが、その分この温泉街に多くある、九谷焼や山中漆器のギャラリーをゆっくり見ることができました。街道沿いにはカフェや甘味処も多くあり、歩き疲れたらちょっと休憩。

お店の名前を忘れてしまいましたが。。クリームあん蜜をいただきました。このお店の器はどうも九谷焼と山中漆器を使っているらしく、周りのお客さんを見ていると、同じものを頼んでも、いろいろな器で出してくれてるみたいでした。

器によって雰囲気も変わるし、その土地のものにこういうかたちで触れられるのっていいですよね。ついつい欲しくなり、帰りに山中漆器のマグカップを購入してしまっていました。

休憩のあと、「お散歩マップ」とやらを手がかりに「芭蕉ゆかりの地を訪ねて散策」コースを歩いてみました。

季節的に、寒々しい写真になってしまっていますが、空気がキリっとしていて気持ちよかったです。きっと紅葉の季節など、もっと気持ちよく、いい景色なんでしょうね。川の水もつめたそうです。まだところどころに雪が残っていました。

そして、途中現れたのが、「あやとりはし」という橋。

この橋、上から見るとS字型をしているらしく、構造があやとりのようなことからこの名前がついたとか。デザインはなぜか華道草月流三代目家元・勅使河原宏のものらしいです。

私は温泉街が好きです。温泉街というのは、街路がうまくコミュニティーの場として残されたところが多く、「温泉」という明確なウリを元にまちづくりがなされ、コンセプトがはっきりとしています。特に今回行った山中温泉では、街路だけではなく、もともとの自然を生かした散策路が温泉街のメインの街路とは外れたところにあることで、メイン街路以外への人の誘導、その途中にあるギャラリーやカフェにより、まち全体への観光客の誘導が可能になっていました。

ちょうど一日をのんびり過ごすことができる街として規模としても丁度いい温泉街でした。

2012/04/12

鶏道 天満駅前店 (トリミチ)

先日、ご近所天満に住む10年来の友人と久々のランチへ。

天満周辺ランチの候補はいくつかあったのですが、その日は、6月にできてから友人がずっと気になっていたという鶏道へ。鶏道はJRの天満駅を降りてすぐにあります。ダイコクドラッグの隣です。

ランチメニューに「9品目ランチ」800円!というのがあったので、それに、基本的には焼き鳥やさんなので、焼き鳥がメインかと思いきや、いい意味で「いったい何屋やねんw」と思わせる料理。和洋の混在!そしてどれもおいしい!!!

最初に出てくるスープもポタージュ(なんのポタージュだったか忘れてしまった。。)も洋風だったし、このプレートの中身も和洋混在w

最初のポタージュスープもめちゃくちゃおいしいし、プレートの中身も日によって違うとか。

この日はパスタ、牡蠣フライ、ひじき、里芋の煮物、玉子焼き、つくねのデミグラス煮込み、小あじの南蛮漬けなど。(あと2品目忘れてしまった。。)

一つ一つの料理の完成度は高く、とても美味しかったです。とにかく大満足だし、次回別のメニューを食べにリピートする気マンマンになりました!夜も行ってみたいな~

。しかしこれで800円って安すぎ!

天満、サイコーです!

鶏道 天満駅前店 (トリミチ)
http://g.pokepara.jp/kansai/se3/torimichi/

瑞龍寺

だいぶ前回から日が経ってしまいましたが、富山~石川の旅についての続きです。

富山では、高岡市にある「瑞龍寺」にも行ってきました。「瑞龍寺」(ずいりゅうじ)は、加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺です。 仏殿、法堂、山門が国宝に、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂が重要文化財に指定されている、富山県唯一の国宝です。
総門。
総門を抜けると山門。とても軒の出が深いです。

そして一番奥にある仏殿です。

私たちが行った時期はこのような状態でしたが、春から夏にかけては芝生の緑に覆われるそうです。お寺の伽藍の内部に芝生というのは珍しいんじゃないでしょうか。また、屋根は銅版で葺かれており、これも珍しいとか。

あとは、伽藍を取り囲む、左右対称の回廊があります。

伽藍の方に向けて開けられた開口の障子から射す光がなんとも美しく、単調になりがちな回廊を演出していました。季節もあってか、ほとんど人はいませんでした。

でも、その分静寂な空気を存分に感じることができました。

今度は、芝生が青々としている季節に来てみたいです 。

2012/04/06

「にほんのいえ」展 勝手にギャラリートーク

現在、大阪堂島リバーフォーラムにて、「にほんのいえ」展が開催されており、我々も出展させていただいています。

今日は、OCT設計学科一年生の設計演習の授業として、展覧会見学に引率し、その場に出展されている建築家の方で関西の方に何人か来ていただき、会場にて「勝手にギャラリートーク」を開催してきました。
OCTの学生だけにはもったいない企画なので、事前にtwitte上などで告知したところ、多くの人が集まり、会場は大賑わいでした。

まずは、屋根裏設計寺田さん。建築と道具に差をつけたい。床や窓も道具なのでは。なので、斜めの床も道具としてとらえている。平坦にしたいところは家具として水平の床を。

続いて,dot architectsの赤代さん。リフォーム案。減築によって外部空間を増やしていく。2階レベルを減築により外部化することで裏にある親世帯との関係性をつくっている。親世帯・子世帯の関係性の模索。

次はSPACESPACE。(自分で写真撮れず説明中の写真はありませんが。。。(T T)敷地条件から導き出されるボリューム。環境装置・家具・間仕切り・収納としての丘。新しい建築言語の発明への興味について。

最後に、タトアーキテクツの島田陽さん。敷地環境と、そこへなるべくフラットなるような建ち方。手で運べる部材サイズから構造へ。二階部分のボリュームの家型は町並みと呼応するように。

そして今日は、同じ授業担当で、うちの「地面と屋根上の家」や、TERMINAL01さんの住宅の構造担当のTAPS片岡くんもいたので、構造担当者の視点からも作品の解説をしてもらいました。
かなり、充実したギャラリートークだったと思います。展覧会は今週8日、日曜日までです。

後二日ですが、絶対見るべきです!今、住宅の設計において考えうる様々なキーワードが15作品を通して見えてきます!

みなさん是非!