2013/08/13

群馬建築ツアー①~天神山のアトリエ~

先日ちょっと東京に用事があったので、少し足を伸ばして、ずっと行きたかった群馬の建築家、生物建築舎の藤野さんのオフィスである「天神山のアトリエ」を見学させてもらいました。

このオフィス。親建築誌に掲載された時「なにこれ!」と事務所内で話題になった注目作!

その時は藤野さんと面識がなかったのですが、昨年末のソウルでの展覧会の時にご一緒させてもらい、今回の訪問が実現しました!


























外観。幹線道路沿いにそれはあります。とてもシンプル。

しかし、なにが注目作かというと。



















??地面が繋がっていますが、間にガラス。そう、ガラスの手前か奥どちらかが建築の中。いわゆる室内です。

さて、どちらが室内でどちらが外部かわかりますか?

答えは。。手前はなんと室内です。

室内ということは、アトリエです。

そのアトリエがこれ!このような環境の中でみなさんお仕事をされています。




























とにかく気持ちのいい空間です。

もちろん空も見えます。




















なんだか、自然の中に
ポンっと机をおいたようなオフィスです。





















本棚は木のように高く作られています。


























はしごに登る島田陽さん。

私も登りましたが、登るとオフィスを見下ろし、木をまた違った視線から感じることができ、小鳥になったような気分でした。しかし、あまりに怖くて写真は撮れず、、



























今回は夏だったので、テーブルの中心にはパラソルが置いてあり、日射しを和らげていました。想像ではもっと暑いかと思っていたのですが、もちろんエアコンがあったのもありますが、窓を開けたりすることで、風が通り抜けることで体感としては涼しく感じました。

また、レモンユーカリやいろいろな植物に囲まれているせいで、風と共に葉や枝が揺れてこすれる音や、花や葉の匂いが感じられ、本当に心地のいい空間でした。

自分のオフィス兼自宅だからできることとは言え、決して趣味的ではなく、建築の構成と共に深い思考をされた植栽の設計も興味深く、そして、日々変化するそれらと共に生活している生き方そのものが、とても面白く思いました。

日々変化し、成長する建築だと思います。
また違う季節にも行ってみたくなりました。

そんな、「天神山のアトリエ」の日々を綴ったブログがこちらです。
生物建築舎日記

これをみているだけでワクワクしますね。
竣工当初からの、木々の成長っぷりにも注目ですw