まずは、中心に日本の柱を立て、それを二人がかりでしっかり持った上で、周りの囲いを地面に立て、後は中心から放射状に広がる屋根となる梁を渡していきます。今回組み立てたゲルの梁の数は84本!
なかなか大変な作業です。


うちの学校のスウェーデンからの留学生とその友達(中国やら台湾からの留学生)も参加してました。

梁を全部渡したら、布で覆います。今回は薄い布でしたが、本来はフェルトでできています。暑いときは裾の方を捲り上げておくだけで、風が通り、中は涼しいです。

扉も木製です。
中に入ると、木のは軸組みがとてもきれいです。

モンゴルの遊牧民の人たちは、これをらくだの背中に乗せて、大地を移動するそうです。
大地を傷つけず、ただ大地に置くだけの「ゲル」。
残さないこと、汚さないことを徹底したモンゴル人の生き方。
究極のエコロジカルな生き方かもしれません。
ちなみに、ゲルは一基10万円程度で購入できるそうですので、みなさんいかがですか?
でも、モンゴルからの送料(船便)が結構かかるそうなので、何人か集めて購入すると送料が割り勘できるのでお得だそうです。興味のある方は是非!